23日、最高裁の大法廷は選択的夫婦別姓を認めないのは「合憲」と判断し、
「国会で議論され判断されるべき」としました。
今から25年前の1996年、法制審議会が選択的夫婦別姓の導入などの民法改正案を答申し、法案が通るとも見られていましたが、結局、自民党の反対で、法案の国会提出は見送られました。
賛成派、慎重派、反対派、それぞれが様々な場面で意見を闘わせた当時、
何が問題となり、どんな議論があったのか、振り返ります。
========
法制審の答申が1996年2月に出た後、各党では党内の意見調整が難航します。
この動画は、選択的夫婦別姓の推進を訴える連合がその年の4月、政党に導入を要請した会合のものです。
要望書を受け取った各党の議員らが、党の立場や、自分の考えを述べています。
映像が残っていない部分を除き、ほぼ全編、発言を掲載します。
このVTRには当時、政党に所属していた人は発言しませんが、1~3と同じ会合なので、同じタイトルの「4」としました。
========
【国際婦人年連絡会 中村紀伊氏】
1975年の国際婦人年以来、20年にわたって、最初は48だったが、52の全国組織の女性団体、それからもちろん連合も入っている労働組合の婦人部、女性局、いろんな、右から左までの団体が一緒になって、婦人の地位の向上、女子差別撤廃条約の批准などでずっと運動してきた。去年の暮れには国際婦人年の北京会議を受けて11月22日、日比谷公会堂で大会を開いた。
この民法の問題も、かねてから私どもは個人の権利、女性の権利であるということで主張してきた。3月4日に各党の女性議員の方をお招きして会を開き、当然、各党は国会に上がったら、法案が出たら、態度は決まっていて、もちろん賛成でお通し下さるんだと思っていたら、きょうのお話より、もっと渋いようなお話で、男性議員を巻き込むのは非常に大変だと、皆さん頑張ってくださいという話で、実は大変がっかりした。5年も6年も法制審議会にこれをかけて、みんなに色んな問いかけをして、意見を集めて、長年やってきたことが、国会の審議会に答申が出た時に、国会ではまだ、法案が出てこなければどうしようもないとか、それから法案がまだ出てこないから分からないとか、そういう話なんだろうかと。国会議員の方たちは女性のこういう願いを、どういう風に長年受け止めていたのだろうか、というのが私どもの嘘のない気持ちだった。
そして私どもは、きょう連合が出してらっしゃる要望書とほとんど同じような要望書を大臣にも出したし、総理にも出した。法務委員の方、各党の然るべききょうおいでになったような偉い方に、きょうまでに全部回って要望してきた。
そしてなかなかこれは難しいと、男性議員が賛成を得るのは難しいし、女性議員の中にも反対の方がいらっしゃる。なんかね、という感じで。
永田町というのはちょっと世界が違うのか、という気がしたが、そういう意味できょうの集会、大変うれしい。もちろん連合も私どもと一緒の運動として取り組んでやっていただいているし、私どもも52の、私は主婦連合会という主婦の団体で、もしかしたら「家族制度が崩壊するなんて言うんじゃないか」と思ってらっしゃる方もいるのではないかと思うが、そういうことではなく、すべての女性団体が、幅広くこのことについて要望してる、十分みんなで討論して十分理解して要望してるんだということを、どうぞ皆さまもご理解いただいて、きょうは連合の会長さんもいらっしゃっていて、是非、大きな力でおして頂きたいと思う。私どもも一人ひとりの選挙区に帰って、地元の議員にも呼び掛けていきたいと話し合っている。また13日には集会を開いて決議もしたい、要望にももう一度いきたいと考えている。
【弁護士 吉岡睦子氏】
1991年から丸5年かけて審議した。国会議員の方のご意見を聞いていると、突然今回の法案が出てきたかのような声を聞くし、時期尚早というような声もあるかのように聞いているが、審議会にずっと関わってきた立場から言うと、数を数えたことはないが、多分会合だけでも100回を超えると思うし、その間、中間報告、要綱試案、そして最後の中間報告。十分すぎるぐらい、法改正の意見を発表して、それに対する世論の声をひとつひとつ聞いていくという、慎重に慎重を重ねる手順を踏んで、ここまで来た。
率直に言って、今の国会議員の方たちの動きを見ていると、きょうは賛成派の方が多いので申し上げるまでもないが、世の中の動きが国会というところはなんて見えないんだろうかという気がしていて、もっと若い人の意識、特に女性たちの意識が何を求めているか、目を見開いて現実を見て頂きたいなという思いが切実にする。
私のところにも各地から、法改正を待っているが、法改正が実現したら別姓を選択したいと思っているが、いつ通るんだろうかと。どうしても来年、再来年と法施行がされないのであれば、ペーパー離婚してでも別姓を貫きたいというような、声も現実に来ているので、その辺りの女性たちの声に、耳を傾けていただきたい。
子どもたちのいじめにつながるということは、私たちとしては考えにくいと思っている。法改正の内容自体、決して十分とは思っていないのだが、特に婚姻届の時に子どもの姓を決めさせると、苗字を届け出させるということについては、強い不満をもっているが、もっといい法案にしていくためにも、まず国会に上程されないと、議論の場にものぼらない。
・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから!
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
25年前の“別姓法案”議論の記録 各党の考え4 国際婦人年連絡会・中村紀伊氏、弁護士・吉岡睦子氏、弁護士・福島瑞穂氏【映像記録 news archive】(2021年6月26日)
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ