コロナ禍で発表の機会が減った書道部の大学生が警察から協力を依頼され、「書」を披露。すっかり変わってしまった大学生活の実情についても語りました。
14日、埼玉県草加市のショッピングセンターで行われた特殊詐欺の被害防止を訴えるイベント。ポケットティッシュの「無視する強気、相談する勇気」という標語を書いたのは獨協大学の3年生・山口千秋さんです。
山口さんが部長を務める書道部で活動の中心になっているのは、文化祭などのイベントでの「書道パフォーマンス」。
2019年には海外のイベントに招待され、大勢の観客の前で華麗なパフォーマンスを披露しました。ところが・・・。
獨協大学3年書道部部長・山口千秋さん:「大学自体“立ち入り制限”がかかってしまったことで、(書道の)道具とかも部室で保管しているもので活動しているので、活動自体全くできないのが現状で」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で思うような活動ができず、作品の発表機会も減少。大学での授業もほとんどがオンラインになり、山口さんも自宅で勉強をする日々が続いています。
獨協大学3年書道部部長・山口千秋さん:「4月から6月7月ぐらいはほぼ毎日家にいました。3年生になったら時間の余裕とか幅ができるので、遊んだりとか夏休みに旅行に行こうとか短期で海外行きたいなとか理想を考えていた。それがことごとくコロナのせいでなくなってしまったのがほんと残念でしょうがなくて、結構苦しかった」
楽しいはずのキャンパスライフも自宅で送る毎日。
文部科学省の調査によりますと、去年4月から12月に新型コロナの影響で大学を中途退学した学生は1367人で、休学している学生も4434人に上ります。
山口さんの身近でも、アルバイト先の後輩がコロナ禍での大学生活に意味を見いだせず、入学から約半年で退学をしてしまったということです。
来月には大学4年生になる山口さん。コロナの影響は真っ最中だという自身の就職活動にも・・・。
獨協大学3年書道部部長・山口千秋さん:「私が志望していた、ちょっと考えてみようかなって思っていた企業がコロナの関係で採用を取りやめになってしまった。自分が入りたいってちょっと憧れていた企業に行けない、コロナのせいで行けないっていうどうしようもない、怒りも誰にもぶつけられないみたいな状況があって、すごい悔しいことがありました」
獨協大学3年書道部部長・山口千秋さん「書で書くことで人の思いが書に入ると思う」
書くことへの思いをこう話していた山口さん。コロナ禍で強いられているオンライン中心の生活が、このまま日常になっていくことへの「葛藤」を感じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
コロナ禍の大学生活 書道部の「書」にかける思い(2021年3月18日)
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