安倍総理大臣と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の会談が中国の成都で行われました。日韓首脳の正式な会談は実に1年3カ月ぶりのことで40分から50分間続きました。それぞれ、どんな主張が出たのでしょうか。
(政治部・吉野記者報告)
(Q.会談の中身は分かってきたか?)
まず、注目の徴用工問題について安倍総理は、韓国側の責任で解決策を示すよう求めたということです。これは、これまでの立場と同じです。そのうえで対話を通じて韓国と関係改善していこうと呼び掛けたということです。一方、徴用工問題について文大統領からも発言があったということで、この問題を早期に解決したいという意向が示されたということです。ただ、この問題、具体的な議論にはなっていない模様です。
そして、北朝鮮問題も議題になりました。今の北朝鮮情勢を考えますと、日本と韓国、そして日米韓の連携が重要だという認識で一致したということです。このことをどう見るかとなりますが、官邸関係者は日韓の対立が際立っても北朝鮮を利するだけだと話していて、北朝鮮問題だけは何とか足並みをそろえてみせたといったところだと思います。そして、別の日本政府関係者は韓国の出方が読めないとこれまでも突き放してきました。今の時点では関係改善について緒に就いたかなといったところです。
(高橋記者報告)
(Q.韓国側はどう受け止めているのか?)
従来通りの主張を繰り返したとみられるのですが、文大統領の会談後の表情を見てますと、日本との関係改善に向けた手応えはやや少なかったように見えました。そして、韓国大統領府関係者は首脳同士の会談があったことが重要だというふうに明かしています。そして会談の冒頭、文大統領は首脳同士で懸案解決に向けた直接対話をすることが必要だと述べていました。貿易管理の問題については「日韓が知恵を出し合い、速やかに結果を出すことを期待する」と日本に早期見直しを迫ったのです。そして、関係悪化の引き金となった徴用工問題については、韓国としては従来の主張を繰り返しました。日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の判断を重んじるという立場を改めて伝えたのです。いわば平行線で終わりました。文大統領はまもなく帰国の途に就きますが、韓国の国民に対してクリスマスプレゼントというには具体的な進展がなかった会談といえそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
徴用工問題 北朝鮮問題 日韓首脳それぞれの主張(19/12/24)
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