新型コロナウイルス感染拡大の影響で2カ月以上に及ぶ休校生活を余儀なくされた全国の子どもたち。楽しい時間や掛け替えのない時間を失ってしまいましたが、この自粛期間で学校の大切さを改めて感じることもあったようです。東京・府中市でコミュニティーラジオの「こどもDJ」を務める2人の男の子を取材しました。
府中市に密着したFM局、ラジオフチューズの番組「こども放送部の時間」。そこでDJを担当しているのが、小学6年の山室悠介君(11)と中学2年の石井誠也君(13)です。
学校の再開がみえてきた先月24日、2人はそれぞれ、今回の自粛生活を振り返りました。
小学6年・山室悠介君:「(Q.自粛期間中に心境の変化とかあった?)最初、休みが決まった時は申し訳ないですけど、素直に学校休みだーって」「学校そんなに好きじゃないんです。学校側には申し訳ないんですけど。気分としてはヤッホーみたいな」
学校が休みになった時、多くの子どもたちも、山室くんと同じことを感じたかもしれません。ただの「ながーい休み」であれば、誰しもうれしいはず。しかし、今回はいつまで経っても学校は再開しません。山室君の心の中にはある不安が募り始めていました。
小学6年・山室悠介君:「どんどん日を重ねるごとに、やばい、深刻なのかなという感じになっていきました」
39県の緊急事態宣言解除が発表された先月14日、「学校のない生活」は約2カ月。安倍総理大臣から学校の再開について、はっきりとした言及がなかったことに山室君は。
小学6年・山室悠介君:「学校のことがなかったのは、正直がっかりした。なかったんだなと思いましたけど、子どもたちも学校がどうなってるかが、僕だけかもしれないですけど、学校が始まるか始まらないかそわそわしている感じなので、そこら辺が発表されないと落ち着きませんね」「1年遅れで自分だけ周りの世代と比べて頭が悪くなったり、そういう恐怖があります」
休校当初は、素直に「休み」を楽しめると思っていた山室君ですが、この長く続く生活のなかで、「学校の大切さ」を感じたようです。
小学6年・山室悠介君:「早く始まってほしいです。安全が確保できるまで家で学習で良いと思いますけど、確実に勉強ができる場としては学校が再開してほしいです」
一方、13歳の石井くんは、山室君より2歳年上のお兄さんです。中学2年生の少年は、今回の自粛期間でどんな事を感じたのでしょう。
中学2年・石井誠也君:「学校は先生がいることによって教科書の進め方とか何ページかとか質問できるけど、家だと電話することしか。ずっと話せるわけじゃないので、学校という場所は他の国とか、行けない子とかもいるので、そう考えると日本の義務教育って良い制度だなって思います。この自粛期間中で、学校は大切だなって思いました」
黙々と勉強机に向かう石井君。学校では生徒会の仕事もこなす優等生です。学校の大切さは石井君にとって、ただ勉強をする環境が整っているだけではありません。勉強以外にも1年半前に始めたドラムの練習をしたり、趣味の鉄道に没頭したりと学校のない生活を楽しんでいるように見えますが。
中学2年・石井誠也君:「学校がないと『(友達と)どこで会おう』とかもないと思うし、『遊ぼう』とも学校で約束するので」
改めて思うのは、やっぱり友達の大切さです。石井君は今月3日午後、学校再開後、初めての登校を迎えます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
2人の「こどもDJ」が長い休校生活で感じた“学校”(20/06/03)
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