人口約18万1000人。大阪の泉北地域にある和泉市で1日、新年度を迎え入庁式が開かれました。
新たに和泉市で働くことになったのは58人の職員。そのうち大卒は16人で、49.9倍という難関を突破した新入職員です。
なぜこんなにも倍率が高いのでしょうか。その理由は、“初任給”にありました。
■倍率約50倍の難関に! 初任給大幅アップの効果か
(Q.今年入る職員の初任給はおいくらですか?)
和泉市人事課 井阪流水課長補佐
「大卒程度の初任給は25万5800円。我々が把握している分では日本一初任給が高い水準だと認識しています」
和泉市役所では、2024年度の新卒入庁者から初任給を大幅アップすることにしました。
市によると、地方自治体の大卒初任給の全国平均は22万から23万円程度。それを大幅に上回る初任給です。
(Q.どうしてそんなに初任給を高くしようと思ったのですか?)
井阪課長補佐
「和泉市の初任給は、大阪府下で下から数える方が早い水準でした。若手有望な人材の獲得競争が激しくなっていく中で、初任給上げるのがいいんじゃないかと」
“日本一の初任給”となったことで、うれしい変化がありました。
井阪課長補佐
「初任給日本一、その他改革に取り組んだのち、受験申込者は毎年増え続けている。我々としてもこの改革で有望な若手に受験してほしいという思いがあったので、その思いが受験者増というところに表れたのではないか」
■給与体系も「民間企業のような形に」 ‶頑張れば頑張るほど報われる”
新入職員はどのように感じているのでしょうか?
(Q.日本一の初任給と言われているが、受け止めは?)
新入職員
「選んだ理由の1つになっている。それほど和泉市が他の市からも注目されているということで、それに携わっていきたい」
新入職員
「(初任給が)日本一になったので、注目が集まって採用倍率が上がっていると思うんですけど、人事給与が改定されているのでそちらも注目していただけると」、「和泉市は頑張れば頑張るほど(給与に反映される)民間企業のような形になっているので、努力が報われる部分が魅力的だと思う」
初任給大幅アップのほか、年功序列の給与体系を見直したことで、新入職員からの評判は上々のようです。
井阪課長補佐
「30歳前後で退職・転職する職員もいるので、長く本市に定着して貢献していっていただきたいなと」
ABCテレビ 木原善隆コメンテーター
「このニュースは大変感慨深く思った。20年以上前、昭和の終わりから平成初期にかけて、地方公務員の給料は高すぎると問題になった。そこに乗っかったのが維新で、「身を切る改革」を看板に公務員叩きをバンバンやった。『日本一の給料』なんて昔は自慢できなかったが、ようやく自慢できるようになった。みんなの給料を上げる社会につながる良い話しだと思う」
(2026年4月1日「newsおかえり」で放送しました)
大卒の倍率は約50倍の狭き門 大阪・和泉市は“初任給日本一” きょう入庁式迎えた新入職員「選んだ理由のひとつ」 民間企業のように給与体系変更も
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