5日、和歌山県串本町で民間ロケットが打ち上げられましたが、宇宙へたどり着くことはできませんでした。
■これまで二度の失敗 「三度目の正直」に挑戦
宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発した民間小型ロケット「カイロス」。
ミッションは搭載した人工衛星を宇宙の軌道に乗せることで、成功すれば民間単独では国内初の偉業でした。
初めての挑戦は2024年3月で、その後同じ年に再挑戦しましたが、いずれも失敗しました。
その後、3度目のチャレンジとして新たな打ち上げ日が設定されましたが、天候などの影響でみたび延期となっていました。
■「来てよかった!」見学者から喜びの声も飛行中断の判断
たび重なる延期を経て迎えた5日、次こそはと多くの人が期待を寄せるなか、打ち上げ時刻の11時10分、カイロス3号機は勢いよく炎を吹きだしながら「スペースポート紀伊」を飛び立ちました。
打ち上げを見に来た人
「来てよかった!」、「もう涙でました。ありがとうございます」、「すごいかっこいい!って感じですね」
カイロスは、一直線に宇宙へ向かい、飛行を続けましたが、上空で機体が分裂。それまで勢いよく出ていた白い煙も徐々に見えなくなっていきました。
スペースワンによると、打ち上げから1分が経ったころ、「カイロス」に組み込まれた自律飛行安全システムが作動し、爆発。現在のところ、機体などに大きな異常は見つかっていませんが、なぜ安全システムが作動したかについては調査中だとしています。
■「失敗だとは考えていない」 スペースワンが会見
スペースワンは、5日午後に記者会見を開き、天候には恵まれ、機体に搭載の機器も大きな異常は認められなかったと表明したうえで、飛行中断に至った経緯・原因についてはこれから調査すると説明しました。
スペースワン・関野展弘副社長
「きょうは非常に天気もよく、フライトも非常にきれいに飛んでいたので、一言でいうと非常に残念だと思っている」
スペースワン・豊田正和社長
「今回も確実にノウハウ・経験を蓄積してございます。それをもとに前に進んでまいります。失敗とは私たちは考えていない」
「一言で言うと残念」とスペースワン副社長 カイロス3号機打ち上げも飛行中断 自律飛行安全システム作動し爆発 原因は調査中
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