「消滅可能性自治体」
これは文字通り、今後何らかの理由で自治体が消滅することです。大阪のある自治体も「消滅可能性自治体」に指定されていて、何とか脱却しようと若者たちが奮闘しています。
■大阪・河内長野市が消滅の危機!? 2050年までに若い女性の人口“半減”と予想
「このままいくと確実になくなってしまう都市になるんです」「河内長野市なくなります」(インスタグラムより)
これはSNSで100万回以上再生されたある動画です。大阪府南部に位置する河内長野市は人口約9万6000人の街で、深刻なのが高齢化です。4割近くが65歳以上である一方、2050年までに若い女性が半減すると予想されていて、有識者でつくる民間団体により「消滅可能性自治体」に指定されました。
この窮地を救おうと立ち上がったのが、地元の若者たち。4カ月前から「河内長野市未来プロジェクト」と称し、市内に住む15歳から35歳までの約40人が活動しています。
河内長野市 若者ミライプロジェクト・鮫島佑貴さん(26)
「私自身、河内長野出身・河内長野育ちで、河内長野のために何かできればいいなと、ずっと前から思っていて」
彼女らが準備にあたっていたのは、3日後に開かれる予定のイベント。飲食店や雑貨店などが出店し、市独自の魅力をアピールすることで、市内在住の若者の流出を防ぐことや市外の人へ移住を促すのが狙いです。
大学生の福島奏さん(19)
「(Q.何の打ち合わせ?)市長対談について話し合い」
イベント当日、河内長野の西野市長と市の未来などについて対談を行います。メンバーの中で誰よりも「河内長野が好き」と謳う福島さん。生まれ育った地元が無くなるかもしれないということで大学の進路を急きょ、政治経済学部に変更したそうです。
福島さん
「自分の生まれ育った河内長野市が『消滅可能性都市』に選ばれたことが一番悲しくて。若者が少ない現状、そのためには一番何をしていくべきか(市長に訴える)」
■河内長野市の魅力を発信するPRイベント 市長と1対1で対談も
会場をびっしり埋め尽くす大勢の客。飲食店やイベントブースなど、どこも想定以上の人出です。プロジェクトが立ち上がって以来、初めてのイベントでしたが、お客さんの反応は上々のようです。
河内長野市民
「すごく河内長野の魅力が詰まってるなと」
「ふだんだったらこの商店街も人が少ないんですけど、きょうはすごく人が多くて活気づいてていいなと」
そして、現役女子大学生・福島さんと現役市長の1対1の対談。福島さんは率直に街の現状を問います。
福島さん
「河内長野を消滅させないために大きなことをして、河内長野市を全国民に知ってもらう必要があると思います」
西野修平・河内長野市長
「(市外の人に)『河内長野っていいとこやな』って思ってもらっても、皆さんがここで子育てとかしてるわけじゃないので。移住してもらわないと成り立たないので、『やっぱり河内長野にしよ』って若い世代の皆さんが選びたいと思っても、(住む場所が)もうないねんっていうぐらい人気のある街にしたい」
西野市長「力を貸してください」
福島さん「一緒に頑張っていきましょう」
こうして、若者たちだけで企画したイベントは盛況のなか、幕を閉じました。
鮫島さん
「想像の倍の倍以上の方が来てくださって、本当にうれしかった」
一方、対談を終えた福島さんはー
「考えてることを全て聞けたかなと。(Q.将来の夢は?)河内長野市長になります。河内長野市を全国の人が知っていて、行ってみたい・住んでみたいと思える街にしたい」
大阪・河内長野市が「消滅可能性」 脱却に向けて地元の若者たちが奮闘 プロジェクト立ち上げPRイベント、市長と対談も
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