滋賀県大津市で保護司の男性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判が始まり、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
事件が起きたのはおととし5月、保護観察中だった飯塚紘平被告(36)は、面談中に保護司の新庄博志さん(当時60歳)をナイフや斧で複数回切りつけ、殺害した罪などに問われています。
飯塚被告と新庄さんとの接点は事件の約5年前。
別の事件で保護観察付きの執行猶予判決を受けていた飯塚容疑者に、保護司として更生支援の担当に就いたのが新庄さんでした。
新庄さんは飯塚被告の相談に乗り、就職先を探すなどしていましたが、あと1カ月ほどで執行猶予期間が終わるというところで事件は起きました。
被告のものとみられるSNSには、「保護観察とか。全然保護しない」「保護って言葉は要注意ワード」「殺そうかなって妄想してる」といった投稿も。
きょう17日から始まった裁判員裁判で、飯塚被告は起訴内容について「間違いありません」と認め、「守護神様の声に従ってやりました」と述べました。
検察側は「被告は仕事に就けないのは政府が悪いと不満を増大させ、担当保護司を殺害して保護観察制度に打撃を与え政府に報復したいと考えるようになった」と述べ、「犯行の計画性、残虐性、更生可能性を踏まえて判断すべき」と指摘しました。
一方の弁護側は、「被告は当時行動制御能力が著しく低下していて、心神耗弱だった」などと主張し、責任能力を争う方針です。
滋賀・大津市の保護司殺害で初公判 検察「仕事に就けず不満増大、政府への報復考えるように」と指摘 被告「守護神様の声に従ってやりました」 弁護側は心神耗弱を主張
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