再び襲来した寒波で大阪市内でもちらつく雪。
日本海側は大雪です。兵庫県豊岡市では35cmの雪が積もり、香美町兎和野高原は近畿で今季一番の積雪になりました。
大雪の影響で京都府舞鶴市では保育園の送迎バスのタイヤが溝に落ち、動けない状態に。園児15人が乗っていましたが、けが人はいなかったということです。
滋賀県長浜市では…
中村想人アナウンサー
「午前8時過ぎの木ノ本駅前です。昨晩からの大量の雪によって、私の太ももあたりまで雪が積もっています」
雪が積もるたびにしなければいけない雪かき。この時期の日課とはいえ…
雪かきをする人
「もう年寄りには堪えるわ。(Q.今回の雪の量はどうですか?)もうええちゅうの。これ以上いらんわ」
「過去にはもっと積もったことあるけど、それでも今年は多いと思う」
「(電車が動けば)仕事行っていたけど、きょうは動いていないからやめる」
通学する小学生
「(Q.雪の中、小学校どう?)嫌い」
小学生の保護者
「(Q.この雪でも学校?)全然ある。国道8号線が止まっていたり、バスが動かないので以前は休みだったけど、今回は通常どおり」
大雪のピークは過ぎましたが、あす31日にかけて厳しい寒さが続くため、路面の凍結に注意が必要です。
住民男性
「(Q.次の寒波に備えての対策は?)もうお天道様次第やで対策しようがない・・・」
住民女性
「屋根の雪が落ちてきてもいいように、こまめに横の溝に捨てたりとか、皆さん高齢なので大変」
大阪の今後1週間の気温をみると、平年並みが多い予想です。来週後半は少しあたたかくなりそうです。
気象予報士の岡雄介さんは「いまが1年で一番寒い時期、朝晩の冷え込みには注意してください」と話しています。
寒さが厳しい中で注意したいのが「低体温症」です。実は「低体温症」は、雪山だけでなく屋内でも発症するおそれがあります。
そもそも低体温症とは、臓器などの深部体温が35度以下に下がった状態を指します。特に、断熱性の低い家や暖房が不十分な環境、寝室や浴室などでも注意が必要です。
深部体温が32℃~35℃に下がると体の震えや呼吸数、心拍数の増加などの症状が現れます。28℃~32℃まで下がると、体の震えが止まり、呼吸数や心拍数の低下などの症状が現れます。28℃を下回ると、筋肉の硬直や呼吸停止、最悪の場合、心停止にまで至ってしまいます。
新潟市民病院によると、自宅で低体温症になり、病院に搬送されるケースもあります。
ケース①
90代女性が朝方、トイレの前で倒れているところを息子が発見。体温が20℃台で意識がもうろうとしていて、低体温症の診断を受けて約1週間の入院となりました。
ケース②
80代男性が朝方、床で倒れているところを家族が発見。当時、部屋の暖房がついておらず、低体温症と診断を受け、約1週間の入院を余儀なくされました。
こちらは低体温症と熱中症の死者数を比べたグラフです。年によっては、熱中症よりも低体温症の死者が多い年もあることがわかります。過去10年の死者数では、熱中症が1万971人に対し、低体温症は1万2124人でした。
郡山地方広域消防組合の2015年以降のデータでは、低体温症の発症場所は屋内が約8割、屋外が約2割となっています
東京科学大の海塩渉助教は「WHOが推奨する室温は18℃以上。外気に触れる面積の多い戸建てはマンションより熱が逃げやすいので、より注意してほしい」と話しています。
低体温症に特に注意するべきなのが高齢者です。搬送者の年齢は65歳以上の高齢者が85.3%を占めています。海塩さんによると、加齢によって基礎代謝が下がり、温冷感が鈍く寒さに気付きにくいといいます。だからこそ、感覚に頼らず、室温を測ってほしいと呼びかけています。
低体温症にならないため、海塩さんは重ね着を推奨しています。
首・手首・足首を保温することが重要で、特に冷えやすい足は靴下で防寒を。ただし寝るときに靴下を履くのはあまり良くないので、寝るまでは靴下で温めておくのが効果的だといいます。
室温を温かく保つためには、窓に気泡緩衝材を貼ってすきま風を防いだり、エアコンやサーキュレーターで暖かい空気を循環させることが有効だということです。
(「newsおかえり」2026年1月30日放送分より)
雪山だけじゃない!「低体温症」の約8割が室内で発生 熱中症よりも死者数が多い年も
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