衆議院選挙が27日、公示され各党の党首が第一声をあげました。政治アナリストの伊藤惇夫さんが、各党の主張や第一声を上げた場所などから、その狙いを読み解きます。衆議院選挙は2月8日投開票です。
■多くの党が消費税減税を主張 投票先どうやって選ぶ?
各党の主張をまとめて確認します。26日に日本記者クラブが主催した討論会での各党の主張です。
【自民】「責任ある積極財政」への大転換
【維新】社会保障改革 外国人政策
【中道】生活者ファースト
【国民】政策実現する野党(もっと手取りを増やす)
【共産】ブレずに国民のために働く
【れいわ】生身の人間が社会を変える 消費税廃止
【参政】ひとりひとりが日本
以下の政党は動画メッセージでした。
【減ゆ】日本独立 日本再興 日本救世
【保守】移民はもういらん
【社民】あなたの税金はあなたのために
【みらい】未来に投資
世論調査などでも、やはり関心が高いのは物価高対策ですが、いろんな政党が消費税を下げる方向に舵を切っていて、なかなか差別化が難しくなっているところもあります。
伊藤さん:
選挙の前になると政党っていうのは議員定数削減か減税を言い出すんですよね。ポピュリズムに近いような感じもします。ただ、減税するにはそれなりの財源が必要ですから、財源についてしっかり説明ができている政党というのを選ぶことも大事です。今のところどの政党も財源についてはぼんやりした感じです。例えば自民党・高市さんは、財源について「国民会議で決めるんだ」という言い方をされているので、どうやって財源を出すのかもセットで考えていく必要があると思います。
■第一声の場所から読み解く各党の“狙い”
【自民】東京・秋葉原駅前
【維新】東京・秋葉原駅前
【中道】青森・弘前市
【国民】東京・新橋駅前
【共産】東京・池袋駅前
【れいわ】大阪市
【参政】東京駅前
【減ゆ】佐賀市
【保守】東京・新橋駅前
【社民】東京・新宿駅前
【みらい】東京・渋谷駅前
伊藤惇夫さんによると、自民党が選んだ秋葉原というのは「よく使う場所」とのことです。中道は野田代表、立憲民主党にとって東北と関係性が強いということがある。国民民主や日本保守党は新橋駅前、新橋といえばサラリーマンの聖地で「手取りを増やす」という訴えをするには適地だということです。そのほかの党も、人の多いところや地元を選ぶ傾向があります。れいわは、大石共同代表の地元・大阪であったり、減税日本・ゆうこく連合の原口共同代表も地元・佐賀と、こういった特徴があるようです。
伊藤さん:
第一声の場所選びは3つぐらいの要素があるのかなと思います。1つ目は、自分の党にとって重点選挙区だと思うところに入るっていうケース。2つ目は、その場所でやることでアピール度が上がる場所、つまり東京などです。3つ目は東京でないところであえてやることで党の姿勢を示す。例えば自民党の場合、安倍さんなんかは2回ぐらい福島で第一声をあげましたし、石破さんも前回の総選挙では第一声が福島でした。震災を忘れない、原発問題を忘れないことをアピールする意味で福島を選んだのかなと思います。ただ、基本的にやっぱ東京が多いというのは間違いないですね。
・伊藤惇夫さん
政治アナリスト 自民党本部勤務を経て太陽党、民政党、民主党の事務局長を歴任
(『newsおかえり』1月27日放送分より)
【衆院選】第一声の場所から読み解く各党の“狙い” 与野党の勝敗を決める議席数は?
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