36年ぶりとなる2月・真冬の総選挙ですが、大雪の影響で選挙準備も難航しているようです。除雪費用などでコストは増加、ポスター掲示板もなかなか置くことができ無い状況です。ポスター掲示板について、青森市では去年の参議院選挙のときは762カ所だったのが、今回は602カ所で5分の4に。さらに青森・弘前市では、去年621カ所だったのが今回わずか97カ所で6分の1まで減ってしまうということです。
投票率への影響はどうなるのでしょうか。過去の衆院選の投票率を見てみると、2009年と2017年は夏や秋に選挙が行われました。一方、2012年と2014年は冬に行われました。夏秋の2回の平均は61.5%で、冬は56%でした。これを北海道と東北などの1道・9県に絞った投票率で見てみると、夏秋2回の投票率は66.3%なのに対し、冬2回の選挙は56.8%でした。冬の投票率は夏秋のときと比べて全国平均では5.5ポイント下落、雪国にいたっては9.5ポイントも投票率が落ち込んでいます。
政治アナリストの伊藤惇夫さんによると、雪の影響で今回も投票率は上がらないだろう、つまり高市総理人気を支える無党派層が投票に行かなくなってしまう。そうなると自民党にとっては、不利になる可能性もあるということです。
(ノンフィクションライター石戸諭さんのコメント)
「今回は投票率が非常に注目のポイントになります。気象条件だけではなくて、日本の選挙の場合で言うと、例えば与党が圧倒的に有利であるタイミング、野党が分散していて内閣支持率が高いという、今回のような条件が揃った選挙は、割と有権者をシラけさせるということが過去の研究とかからも示唆されてるんです。今回は投票率が上がらない条件がかなり揃っています」
「今回の選挙戦での自民党にとって大きな変化は、公明党という最大の組織力が離れたことにあるので、無党派層を取りに行かなきゃいけないんです。高市人気っていうのは、国民民主とか、維新、参政の支持層というところから調達されているもので、この人たちは元々の支持層に戻っていく可能性があります。だからプラスアルファの無党派層を取って行く必要があるんですが、この無党派層の支持が今のところ自民党に強く働いている方向にはまだ出ていません」
「無党派層の動きがどうなるかが、思った以上に鍵を握りそうな感じがする。投票率が下がることは、かつては自民党にとって有利だと言われていましたが、今は条件が違う。ここは注目しておいた方がいいと思います」
(『newsおかえり』1月27日放送分より)
真冬の選挙で投票率どうなる 低投票率が自民党の“逆風”になる可能性も 無党派層がカギに
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