2025年ー2026年のこの年末年始、最大で9連休となる人も多い中、観光地で異変が起きています。
渡航自粛が呼びかけられたことで、日本に来る中国人観光客が激減。
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏によりますと、激減を受け今まで混雑でなかなか足が向かなかった「王道」といわれる観光地への旅行がおトクになっているといいます。
オススメの日程は?オススメの観光地は? 旅のプロ・鳥海さんと‟深掘り”します。
■12月27日(土)から1月4日(日)までの最大9連休 旅行予定も前年比増
今年の年末年始は、12月27日(土)から1月4日(日)までの最大9連休。
この影響を受け、旅行を予定している人は前の年と比べて2.5%上がりました。
交通機関の混雑予想は、
新幹線は下りのピークは12月27日、上りが1月3日と予想されています。
高速道路は上下ともに1月2日、3日との予測が出ています。
JTBの調べでは、年末年始の旅行者のうち海外に行く人が100万人に達する見込みで、前の年と比べて30%増えました。
鳥海さんは、旅行の二極化が進んでいると指摘します。
鳥海さん:
今季の年末年始は、9連休を取れる人がいつもより多いとされています。
26日(金)が仕事納めで4日(月)が仕事始めというパターンが多いためです。
特に企業経営者などは、こんな機会はなかなかないので、円安と物価高は続いていますが、会社に配慮することなく海外に行くチャンスと考える人が多いとみられます。
鳥海さん:
一方、変動はあるもののホテル代の高騰は続いていて、家族連れで人数が多い方などからは節約型の旅行が選ばれています。
国内旅行で見ると、去年よりも1泊~2泊減らすという傾向がみられます。
お金がかかっても海外旅行に行くか、国内で近くへ短めに行こうという二極化が進んでいます。
■オーバーツーリズムの反動で今京都が安い おすすめの旅行先は
では、「今からでも間に合う」旅行先やタイミングはあるのでしょうか。
鳥海さんは、行き先として京都と静岡、日程は12月29日~1月1日を挙げます。
それぞれ詳しくみてみます。
京都市観光協会によると、去年12月の平均客室単価は2万601円でした。ところが、今年は1万円を切る部屋が散見されます。
たとえば、京都駅の徒歩圏内にある「ホテルジャパネスク京都駅ZEQUU」では、宿泊客の5割にあたる中国人観光客がほぼキャンセルとなってしまい、前の年と比べて最大で約5割の値引きをしています。
このため、1部屋5000円以下の部屋も発売されています。
鳥海さん:
ホテル価格の下落率が高いのが京都です。
東京も確かに下がっていますが、キャンセルが出ても日本人の観光客やビジネス客、中国以外の国・地域の方の予約が入ってきています。
しかし京都は近年のオーバーツーリズムで、「日本人の京都離れ」が進み、京都へ行きたくないという認識が広がってしまっています。
邦人による埋め合わせができていないのが京都の現状で、今が狙い目ともいえます。
空いている今こそ、伏見稲荷大社や八坂神社、東寺など王道の観光スポットに行ってみるのがおすすめです。
では、中国人観光客減少の影響が最も大きいのはどこなのでしょうか。
鳥海さんは静岡県を挙げます。
富士山や抹茶の産地であることから、中国人観光客に人気があった静岡県。
関係悪化を受け、先月、稼働率がゼロになってしまったホテルもあるということです。
鳥海さん:
中国人観光客は、今でこそ個人旅行も増えましたが、今も団体旅行が主流です。
団体旅行では、東京から京都・大阪へ行くというのが王道のルートです。
観光バスを貸切るケースも多いですから、東名高速の通り道であり値段も安く団体客を受け入れやすい静岡県に中国人観光客の宿泊が集中していたのです。
鳥海さんは、静岡県内のおすすめの観光先として、富士山が見渡せる「三島スカイウォーク」、うなぎなど水産物の特価セールを楽しめる「京丸うなぎ 年末大感謝祭」、冷凍シーラカンスを鑑賞できる「沼津港深海水族館」を挙げます。
旅行のスケジュールについて、鳥海さんは、やはり混雑を避けるのが良いといいます。
最大9連休の中でも、12月29日(月)から元日の1月1日(木)の間で旅行すると、混雑回避になるのでおすすめだということです。
“年末年始の観光地”に異変が・・・国内旅行のチャンス到来?? 中国人観光客激減受け宿泊価格が割安に!? 最大9連休で海外へも? 旅行アナリスト・鳥海高太朗さんの旅先オススメは?【きょうの深掘り】
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