3年前、参院選の応援演説をしていた安倍晋三元総理を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)。2日、事件の核心といえる銃撃当日の心境を語りました。
前回の被告人質問で山上被告は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の幹部の襲撃を図ったことが銃作製につながったと証言していました。
(山上被告)
「ナイフで刺すのは心理的抵抗がある。距離をとらないと自分にはとても実行できないと思った」
「爆弾を使用すると被害範囲が広がる」
「銃があれば一番」
2021年の教団の友好団体のイベントに安倍元総理が送ったメッセージ動画を見て「絶望と危機感」を感じたと語りました。
被告人質問は5日間予定されていて、きょうは3日目です。検察側の質問では、事件前日に教団の関連施設に銃弾を撃ち込んだことについて聞かれました。
検察側:このとき安倍元総理に狙いを決めていた?
(山上被告)「そうです」
検察側:撃った理由は?
(山上被告)「統一教会への怒りを示すために」
(山上被告)「安倍元総理との関係性が深いのは信者間で言われているが、一般社会ではそうは思われていない。あらかじめ示しておかないと、違う理由だと思われかねない」
教団の関連施設に銃弾を撃ち込んだのと同じ日には岡山市に向かい、参院選の応援演説に来ていた安倍元総理を襲撃しようとするも断念したといいます。
(山上被告)「中に入るには手荷物検査があると思っていました。市民会館の裏手と言いますか、そこに車を横付けするような形でしたので、銃撃の機会がありませんでした」
しかし、その帰りの電車の中で翌日に安倍元総理が奈良市に来ることを知りました。
(山上被告)「まさか自分が銃撃に失敗した翌日にまた来るとは思っていませんでした。偶然とは思えないような気がしました」
そして話は事件当日の内容に-。
検察側:パイプ銃を2回発射して、被害者を殺害しましたね?
(山上被告)「はい」
午前10時ごろに大和西大寺駅前に到着したという山上被告。近くの商業施設で銃の準備をし、現場で安倍元総理を目にしたといいます。
(山上被告)「(安倍元総理が)本当に来たんだなと思いました」
演説の様子を見て、その後…
(山上被告)「真後ろにいた警備員がちょうど移動したので、これも偶然とは思えない何かと思いましてゼブラゾーンの後方を横断し、今だと思い車道に出ました。一発撃てば二発目を撃つのは1~2秒の間なので撃つならここと思っていました」
検察側:発射した瞬間は、どんなことを考えていましたか?
「射撃か何かの本で、射撃の心得というのが、なるべく無心で撃つこととありましたので、なるべく無心で撃つようにしました」
(「newsおかえり」2025年12月2日放送分より)
岡山で襲撃断念…翌日に安倍元総理が奈良へ「偶然とは思えない気がした」「無心で撃つようにした」 山上被告が事件当日の心境語る
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