きょう11月26日は「いい風呂の日」です。
日々寒くなり、お風呂が恋しい時期ですがそんな時、気をつけたいのが「ヒートショック」です。その危険性と対策について専門家に聞きました。
■11月26日は“いい風呂の日” あべのハルカスで「いいふろまつり」
(宮本華記者リポート)
「ここあべのハルカスでは、いい風呂の日にあわせて風呂文化を学ぶことができるイベントが開催されています。番台さんにも、なりきることができるんです」
あべのハルカス近鉄本店で22日から開催されている「いいふろまつり」は、「牛乳石鹸共進社」などが主催しているイベントです。
日本の風呂の文化や歴史を知ってもらいたいと、タオルやステッカーなど銭湯グッズが販売されているほか、クイズラリーが催されています。
「どうぞ!」「ありがとう!」
見事、全問正解した姉妹は、オリジナルの絵本やグッズをゲット!
最近、お風呂に入らず寝てしまうことを指す「風呂キャンセル界隈」が話題ですが、2人はお風呂時間を工夫しながら毎日入っているといいます。
(9歳・5歳姉妹の母親)
「ひらがなのパネルが(風呂場に)貼っていて、お姉ちゃんが教えてくれてる」
(9歳の姉)
「(Q.『お風呂入りたい』と思うためにしている工夫はある?)いい匂いの石けん使う」
■浴槽での事故に注意を 高齢者の死亡者数は交通事故の3倍以上
一方、寒くなってきたこの時期、つらいのがお風呂あがりの「冷え」です。脱衣所と浴槽との温度差による、急激な血圧の変化は、いわゆる「ヒートショック」として、深刻な事故を引き起こします。
厚労省によりますと、高齢者の浴槽内での事故死亡者は年間約6500人。交通事故の約3倍であることがわかっています。
「入浴中に亡くなる方の多くはですね、ヒートショックなのではないかと考えられてます。ご高齢の方に関しては、血管が硬くなってますので、脳内出血を起こしたりとか、いわゆる脳卒中という状態を起こしたりだとか、それからあと心筋梗塞を起こす」
そう指摘するのは、入浴に関する研究の第一人者・早坂信哉教授です。近年高齢者だけでなく、若者にもヒートショックの心配があるといいます。
■若者も要注意!「谷型ヒートショック」とは?
早坂教授によると、ヒートショックにつながる血圧の変化は「山型」と「谷型」の2パターンあります。
まず「山型ヒートショック」についてですが、暖かい室内から寒い脱衣所・浴室に移動すると血管が縮んで血圧が上昇します。
そして熱々の湯船につかることで血圧がさらに上昇しますが、湯船の温熱効果で血管が広がり徐々に血圧が低下していきます。こうした「山型」の血圧変化よって、血管のもろい高齢者は血管が破れたり詰まるリスクがあることから注意してほしいということです。
一方「谷型」は、湯船の温熱効果と水圧の締め付けから解放され、血圧がさらに低下することで起こります。
脳に血が回らず、立ちくらみや最悪の場合は意識混濁などにつながることもあるといい、若者も注意が必要ということです。
入浴時の「ヒートショック」を防ぐための対策は以下の通りです。
【①入浴前】
脱衣所と浴室をしっかり温めて、リビングとの温度差は5℃以内にする。事前にコップ1杯から2杯程度の水分をとっておく。
【②入浴時】
湯船の温度の目安は40℃で10分~15分ほど。半身浴なら目安は20分。
また、早坂教授によると「ながら入浴」には注意してほしいということです。
スマホなどで動画を見ながら湯船に浸かる方も多いかもしれませんが、長時間入浴することによって脱水が進んで、「谷型ヒートショック」や熱中症のリスクが高まるということです。
そして先ほどのグラフにもあったように、急な立ち上がりはNGです。立ち上がる前に冷たい水に手を浸すと、血圧が安定しやすくなるということです。
(「newsおかえり」2025年11月26日放送分より)
11月26日は“いい風呂の日”ですが…これからの季節 お風呂で若者も要注意!「谷型ヒートショック」とは? スマホで動画見ながら長時間入浴…急に立ち上がるのはNG
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