梅干しを目に見立てたチャーミングな顔。
おにぎりに食材を大胆に組み合わせています。
こんなん思いつくんねんな。昔やりよったもん。
誰かが料理作ってくれるっていうのはすごい心強いですよね
夢を追う孫を支えたのは、個性的な「おばあめし」でした。
大阪府・四條畷市の
フリーライター大迫知信(おおさことものぶ)さん(38)。
いま、大迫さんのSNSが話題となっています。
めざしが丸ごと3匹のったおにぎりや生ハムと梅干しをコラボさせたおにぎりなど、
個性的なごはんの数々・・・
実はこれ、大迫さんのおばあちゃん松原文子さん(まつばら・ふみこ 88歳)が
作ったものなんです。
「美味しくできてますか?」「できてる」
大迫さんは大学を卒業した後、電力会社に就職しましたが、「ライター」になる夢を諦められず、3年で退職し、芸術大学に再入学。一方、収入はゼロに・・・
そんな大迫さんを支えたのが「おばあ」(文子さん)でした。
11年にわたり、毎日家にやってくる大迫さんにご飯を振る舞ってくれたそう。
晩ごはん作ってもらって、えっとその後に、
おにぎりも作ってもらって、次の日に食べるやつを持って帰る
っていうの夜やってですね。
食べるもの全部をおばあにお願いしてたというか
大迫さんが食べたおにぎりの数は、なんと6000個以上!
6年前からは、「おばあめし」と名付け、SNSにアップするようになりました。
変わったものが出てくると僕も嬉しいし。あとコメントでも、
なんか色んな人がいろいろ言ってくれて
フォロワーも徐々に増え続け・・・現在は4万人超えに。
しかし今年2月、ある“異変”が・・・
(おばあが)倒れて起き上がれなくなっていると、床に寝たまま。
行ったら本当にもうもう立ち上がれない状態だったので
病院に搬送された「おばあ」は新型コロナに感染していました。
幸い一命をとりとめましたが、退院後、体を思うように動かせず
得意な料理をすることが、難しくなってしまいました。
すごく落ち込んでる時期があったんですよ。やる気がなくなっているような状態が。
落ち込む「おばあ」を励まそうと大迫さんは、ある決心をします。
ありました
わあ、こんな、大きく展開してくれてるなんてすごく嬉しいです。
そう、「おばあめし」の書籍化です!
大迫さん自ら筆をとり、およそ1ヵ月半で書き上げた本が今月14日発売されました。
ライターとして初めて手がけた本でもあります。
「おばあ」が作った料理の写真や、大迫さんとのエピソードがおさめられています。
感無量ですね。ここの本屋さんで、こうやって自分の本を立ち読みするなんて、
本当に夢にまで見た光景です。
帰って早速、「おばあ」に報告です。
完成した本です。おばあめし、本ができました。
ええ!へえ、うん嬉しいわ
うまいこと本にしたなあ
おばあのおかげやぞ。しよるとは思わんなんだ
ようやく信じてくれたかこれ?
大喜びの「おばあ」。一方、料理への思いもあふれてきました。
そんなん作りよったのになあ、もう全然作らないようになった
いいやん。作らんようになったけど、形になったから、
本になったから良かったね。全部残るよこれで
この11年間、おばあが作ってきたものが、ひとつ形になりました。
本の発売を記念して、特別な日におばあがよく作っていた巻き寿司を
大迫さんがふるまうことにしました。
しかし・・・
これご飯、ご飯ちゃんとしたの?
うんちゃんと酢飯にしたで、これちゃんとしたよ。
おばあは大迫さんの準備が、気になって仕方ない様子。
どうですか、お味は?久しぶりに作った巻きずし
もうちょっと砂糖、もうちょっと味が足らんか。
さすがおばあ辛辣ですね、もういっこぐらい食べてくれへん?
もういらん
僕はもう完敗ですおばあに。
さらに、おばあにお店で買ったケーキをプレゼント。
そら、ケーキの方が美味しい。
甘いものが大好きなおばあ、ご満悦です。
11年、おばあに支えてもらった大迫さん。
これからも2人で楽しくごはんを食べ続けます。
(おにぎりを)作ってて楽しかったですか?
楽しかった。楽しかったよ。
【11年間毎日作る】夢を追う孫を支えた“おばあめし” 落ち込む「おばあ」を励まそうとある贈り物を【大阪】
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