「CARP」。こちら、旧統一教会と関わりがあるとされる学生団体の略称なんですが、その「勧誘方法」について警鐘を鳴らす人がいます。
(2022年9月13日放送)
「今何回生ですか」「3回生です」「一緒俺も3回生や就活とか大変やね」
これは大阪大学の学生たちが、ある注意を呼び掛けるために作った動画です。
「あ、先輩 今就活のこと話してて 僕阪大のOBなんだけど 就活のサポートしているんだ 今度阪大生向けに就活のイベントするんだけど きてみない?」
偶然を装って、阪大のOBを名乗る男性が現れ、学生から連絡先を聞き出します。
実はこれ、大学でのカルト団体の勧誘方法を再現をしたもので、構内で繰り返し流れています。
「声をいきなりかけて連絡先を交換する勧誘の仕方ですね
どういう手口かということをわかりやすく注意啓発している」
動画を発案した太刀掛俊之(たちかけ・としゆき)教授(46)。
2009年から、カルト団体の被害から学生を守る取り組みを続けています。
カルト団体の特徴は、実態を明らかにしないまま学生に接触し、人間関係を築いてから参加させることだといいます。「例えばどんな団体が含まれているんですか?
「特定の名称をあげていないですが今回報道のあった団体とか」
「報道のあった団体」とは・・・。
「2011年ぐらいからCARPという名称を出して勧誘するようになったと思います。」
“CARP”(カープ)、原理研究会とも呼ばれる学生団体で、
世界平和統一家庭連合=旧統一教会の友好団体です。
「キャンパスの中とかその周辺で声をかける、こういうボランティアの活動に関心がないかとか、どういう大学生活を送っていきたいかっていうことで、まず話をした後に、人間関係を作っていく」
CARPは、ボランティアなどをする学生団体として、有名大学や地域の名前をつけて、
全国に存在します。
「一人で時間をつぶしているときに 声をかけられて」
「優しい感じでお時間ありますかと」
中国地方の大学に通う男性は、4年前に入学した直後、
「CARP」を名乗る二人の男性から、声をかけられたといいます。
「一緒に遊んだり人生哲学を勉強したりボランティア活動をしていると説明されました」
「ちょっと変だなと思いつつこんなこともあるのかなと」
CARPを名乗る2人は、男性を食事に誘います。
友人の女性も加わった4人で食事をしたところ、
友人の女性だけがCARPに勧誘されたといいます。
「友人はノリがいいタイプだし そっちのほうが勧誘しやすかったのかなと思います」
「バスケットボールをやったりどこかの誰かの話を聞いたりとか 結構楽しそうな感じで話していて」「その後友達は連絡がとれなくなって1年の最後くらいに音信不通になりました」
旧統一教会の友好団体ということを明かさずに、学生を勧誘する方法は以前からありました。
京都大学には、「京都大学新聞」という学生新聞があります。
10年ほど前まで、「京大学生新聞」というよく似た名前の新聞が配られていました。
この新聞は、原理研究会の関係団体が1973年に創刊したもので、
京都大学新聞によりますと、一時期は「反共産主義」を掲げるなど、
当時の統一教会の宣伝の役割を担っていたといいます
新聞は2010年までに廃刊。
しかし京都大学の「原理研究会」は、今も「京都CARP」という名前で活動を続けていて、
京都大学新聞では、毎年春に記事で原理研究会への注意を呼びかけています。
大阪大学の太刀掛教授。
大学の対策には限界があるといいます。
「同じ考えかたを持った学生たちが集まって活動することにはそれは大学としてはそれを妨げる理由はないですけれども 自分たちのことを隠して新たにメンバーを増やす、そういう誘い方をするということは大学としては見過ごせない」
【有名大学での勧誘手口】旧統一教会系学生団体「CARP」とは 大学が警鐘
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