既成概念に囚われない発想と、それを現実化する技術力。キープスラントが開発するカスタマイズパーツには、いつも新鮮な驚きがある。 今回のデモカー、シグナスに装着されたサスペンションキットも、全く新しい考え方で製作されている。ランクル100/シグナス用のAHC付きを対象にした6インチアップキットで、驚くことに、フロントサスからはノーマルのトーションバーが取り去られ、代わりにフレームとロアアームの間に樽型のコイルスプリングが備わっている。 サスペンションだけで6インチもの車高アップを果たすためには、ロアアームのピボット位置を下げないとロアアームの角度が付きすぎてアライメントが大幅に狂ってしまう。そのため、サブフレームを設けてロアアームをノーマルと同じ状態で取り付けているのだが、トーションバーまで移設するのは困難。また、 AHC機能を活かすためにはノーマルダンパー使用が前提となるため、コイルオーバータイプにもできない。この難題を克服するために考案された必然のスタイルなのだ。 ノーマルに近いジオメトリーを保つため、これだけ車高が高くてもオンロードでのハンドリングに違和感はない。スカイフックTEMSによって、乗り心地は快適にもスポーティーにも変えられる。しかもこのサスキットの凄さは、高いオンロード性能を保ちながら、オフロード、それも起伏の激しい地形で優れた接地能力を発揮するところにある。ストロークの豊かさは、独立懸架の常識を超えている。言ってみればオールラウンダーなのだが、その内容は「オンもオフもそこそこ走れる」というものではなく、どんなステージでも抜群の走りを見せる真にオールマイティな仕様なのだ。
Land Cruiser 100 produced by Keep Slant
キープスラント/ランドクルーザー100 【Land Cruiser 100 by Keep Slant】
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